
ハコチョウ、iDeCoと新NISAはだいぶ分かってきました。でも…それだけで本当に大丈夫なんでしょうか?転職や将来のことを考えると、ちょっと不安で…

いい視点だな、エンドウ。実は、その不安を解消するためには“資産形成の3本柱”を意識することが大切なんだ。
公務員だからこそできる資産形成!3本柱の考え方とは?

資産形成っていうのは、長距離マラソンと短距離走の組み合わせだと思えばいい。全部を“長距離”で構えると時間がかかる。“短距離”ばかりに頼るとバテる。バランスが重要だ。
1本だけに頼るのは危険
資産形成の目的は一つではありません。老後の備え、中期的なライフイベント、そして短期的な収入補完。これらをすべて1つの制度でまかなおうとすると、リスクが偏ります。
投資はリスク分散と目的別活用がカギ
資産形成を効率よく、かつリスクを抑えながら進めていくには、以下の3つの制度や手段を組み合わせるのが効果的です。
柱 | 内容 | 目的 | 特徴 |
---|---|---|---|
第1の柱 | iDeCo | 老後資金の積立 | ・60歳まで引き出せない代わりに、掛金が全額所得控除になる節税メリットが大きい ・老後の年金を補う「守り」の資産形成に最適 |
第2の柱 | NISA | 中長期の資産形成 | ・目的に応じて「つみたて投資枠」と「成長投資枠」を使い分けられる ・利益が非課税になるから、長期的に資産を増やすのに有利 |
第3の柱 | FX(外国為替証拠金取引) | 資産形成の加速 | ・比較的短期間で資産を増やすことが可能 ・正しい知識とリスク管理が前提だが、資産形成を加速させたい人には有効 |

「えっ、FXって…なんか怖いイメージありますけど、資産形成の柱になるんですか?

もちろんリスクはある。けど、使い方次第では短期で収入を得られる“攻めの選択肢”にもなる。iDeCoと新NISAが“守り”なら、FXは“攻め”だな。
投資の3本柱、どう組み合わせるのが正解?

でも全部やるのって、お金も手間もかかりそうです…

最初から完璧にやる必要はない。例えばこんな形が現実的だ。

要は、自分の収支と投資目的を見極めて、段階的に3本柱を作っていくことが大切なんだ。
公務員は、民間に比べて給与や雇用の安定性が高い分、計画的な資産形成に向いているんだ。
公務員は「攻め」と「守り」の投資が可能

なるほど…。投資ってひとつに絞るんじゃなくて、目的ごとに分けて考えるといいんですね。

そのとおり。“攻め”と“守り”をバランスよく持てるのが、公務員という安定収入の強みでもあるんだ。

確かに、安定収入があるからこそ、コツコツ積み立てたり、新しいことにもチャレンジできる余裕があるんですね。

その通り。自分の働いたお金を、ただ貯めるだけじゃなく“働かせる”という発想がこれからは必要なんだ。

今の収入でもやりくり次第で将来の備えが作れそうな気がしてきました!

まとめ:資産形成は“選択肢”を広げるための手段
資産形成の3本柱を上手に使い分けることで、将来の不安を減らし、人生の選択肢を増やすことができる。公務員としての安定性を活かしつつ、「堅実さ」と「攻め」を両立させる戦略を立てていく!
【今日からできるアクション💡】
✔ 家計の収支を確認して、投資に回せる金額をチェック
✔ まずは新NISAからスタートして投資に慣れる
✔将来的にiDeCo・FXを加えることを視野に入れる

“お金に働いてもらう”という感覚を身につければ、人生の自由度は大きく広がる。エンドウも、自分に合ったスタイルで資産形成を進めていくといいぞ。

資産形成って、ただの“お金の話”じゃないんですね。未来を自分で選ぶ力なんだって、ようやくわかってきました!

さてエンドウ、ここまで学んできた投資の知識は将来を支える“地盤”になる。でも、もっと早く選択肢を広げたいと思ったら、“収入を増やす手段”も必要だ。

「えっ、まさか…!ついにあの話をするんですか?

次回は、“資産形成を加速させる方法”についてエンドウと学んでいきましょう。長期投資だけじゃ足りない理由をじっくりと解説します。お楽しみに!